文末表現をどうしたらいい?
言葉の使い方において、思い込みによるミスや、なんとなくおかしいなあと思っていながらも確かめる機会もなく放っておいた疑問というものが誰にでもある。文末表現をどうしたらよいのかは、誤った思い込みや放ったらかしの疑問の最たるものかもしれない。小論文を書くときの文末表現で気を付けたいことを紹介しよう。
「だ・である」か「です・ます」か
文章を書くときのルールのひとつに「文体を統一する」というものがある。文体には語尾が「~だ」「~である」で終わる「である」調(常体)と、「~です」「~ます」で終わる「です・ます」調(敬体)がある。どちらかで書き始めたら、最後までその文体で書かなければならない。途中で「だ・である」調から「です・ます」調に変えたりすれば、「中身が混乱している文章」「統一感のない文章」と思われてマイナスだ。小論文は、書き手の論理性も問われるのだから、その意味でも文体は統一しなければならない。
小論文は「だ・である」調で書く
では、どちらの文体を用いるか。小論文では「だ・である」調が基本だ。「私はこう考える」「この意見には反対だ」と自分の考えを主張するのに適している。一方の「です・ます」調は、稚拙な印象を与えやすく、文章が平板になりやすい。
体言止めは小論文には向いていない
「語尾の問題でもうひとつ注意したいのは、体言止めを使用しないことだ。「だ・である」調に「~とは…のこと」といった体言止めが入るのは、ルール違反ではない。だが体言止めを使うと、感覚的な文章になりやすく、エッセイや文学作品には向くが、小論文には不向きだ。「~は…だ」と最後まで説明するからこそ、文章に説得力も出てくる。
主語と述語の不一致は、小論文で最も犯しやすいミス
受験生の小論文には、主語と述語が対応していない文章が意外に多い。一見対応しているような文章でも、きちんと読み返してみると、言葉が足りなくて主述が通らないこともある。ちょっとしたミスで、一気に論理性のない文章と思われてしまい、大きな減点となる恐れがある。「私が考えるのは、・・・・と考える」などの動詞の重複には特に注意したい。