慶応SFCは小論文で合否が決まる
慶応SFC(慶應義塾大学環境情報学部と総合政策学部)の一般選抜は、小論文が必須で、外国語、数学、情報のいずれか一科目か外国語+数学を選択して受験する。400点満点中小論文の配点は200点と、小論文の出来が合否に大きく影響すると言ってよい。
この2つの学部の特徴は、アメリカ式の大学教育にある。座学中心ではなく、自ら問題を発見し、仲間と実験や調査を行い、プレゼンをし、議論をして物事を解決していくというスタイルを重視している。入試における小論文の出題内容もそのような学部の傾向を反映していると言えよう。
総合政策学部の小論文では
「どのような社会をつくっていくか」を考える
総合政策学部の小論文で扱うテーマは、政治・経済の分野が中心となる。日本の政治や制度を改めて、どのような社会をつくっていくかを研究する学部であり、入試小論文でもそのような事柄が問われる。
出題傾向は、環境情報学部と似ている面もあるが、総合政策学部のほうが、資料も設問もその背景を読み取るのに知識を必要とする。そのことを予め覚悟してぶつかるほうがよい。
環境情報学部の小論文では
「自分なりのテーマを発見して論じる形」に持ち込む
一方、環境情報学部で扱うテーマは、メディアやビジネスの分野が多い。一般的な文章を読んで論じるタイプではなく、さまざまな資料が与えられ、そこから自分なりに問題を発見して論じる形がとられているケースが多い。環境や情報に関する新ビジネスや情報社会にふさわしい生活スタイルなどが、小論文の問題にされている。
SFC小論文攻略の4つのポイント
総合政策学部と環境情報学部のSFC小論文には、共通の特徴がある。
第一に、設問にはいくつかの指示があることが多い。その指示に従って書くことが求められている。基本の型を応用して書くことも大事だが、それにこだわりすぎずに、指示にまず従うことを優先してほしい。
第二に、意見というよりはアイデアを書くことを求められる場合が多い。その場合には、最初に自分のアイデアを示し、それを検証する形をとると書きやすい。白藍塾で指導する提言型小論文の書き方に従うとよいだろう。
第三に、資料文を複数与えられることが多い。だが、すべて丁寧に読む必要はない。そんなことをしていたら、時間切れになってしまう。まず、問題を見たら、どのくらい資料文を読まなければならないのかを考える。しっかりと読まなくていいと考えたら、飛ばし読みするつもりでいい。
第四に、図で示す問題がときどき出る。その場合に、難しい図を描く必要はない。簡単な図式を示すくらいで十分だ。図に凝りすぎて、それに時間を浪費することにはならないようにくれぐれも注意しよう。
これらを予め把握しておけば、当日、どんな問題が出題されようとも、落ち着いて冷静に解答できるはずだ。
白藍塾は慶応小論文対策に最も力を入れている
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(樋口裕一著・東洋経済新報社)