文章教育コラム

自分の文章の欠点を知るには

自分の文章の欠点を知るには

自分で書いた文章は欠点がわかりにくい。論理がずれていても、なかなか自分できづかないことさえある。また、書いたものが鋭いのか、ありきたりなのか、あるいは非常識なのか判断しにくい。鋭いつもりで書いていたら、ありふれていて低い評価だったり、逆に個性的にしようと思い独創的に書いたつもりが、あまりに突飛で非常識になっていたり。それ以前に自分の意図と違って読まれてしまうことさえある。いくら論理的に書く練習をしたとしても、どのくらいの力があるのか、自分では測りにくい。

時間をおいて見直す

まずは日をおいて見返して、書き直してみることだ。時間をおいて見直すと、非常に陳腐な内容だったということもある。問題提起があやふやだったり、論旨がひとりよがりで説得力が欠けていたりすることも多い。そんな部分に、自分で突っ込みを入れてみよう。次第に自分の文章を客観的に見られるようになり、ひとりよがりな文章は減っていく。

添削指導を受ける

しかし、ぜひ勧めたいのは、添削を受けることだ。どのくらい説得力があるのか、小論文として合格レベルなのか、どこに欠点があり、どこを改めればよくなるのか、誰かに見てもらうことだ。もちろん最もお勧めなのは、白藍塾の添削指導である。一人ひとりにあわせてきめ細かい添削指導を行っている。しかも担任制で指導するので、受講生のクセやつまずきを継続的にみることができる。詳しくは白藍塾の添削をご覧いただきたい。

良い添削かどうかを判断する

もちろん、学校や塾の先生など、周囲に頼れる人がいたら、その人に添削をお願いしてみるのもよいだろう。

ただし、国語の先生にお願いする場合には、人選に注意しよう。一昔前に比べるとだいぶ減ったが、国語の先生にはあいかわらず作文と小論文をごっちゃにして、誤字や表現にばかり注意を向ける人がいる。肝心の論理性や内容の説得力については何も指導しない。言葉の使い方や文章表現ばかりのコメントを書く先生の添削では合格の力をつけることはできない。早めに見限って、他の頼れる人を探すようにしたい。

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